井の頭線 駒場東大前駅から、住宅街を5分ほど歩いたところに日本民藝館があります。
「民藝」を提唱した柳宗悦らにより企画され、実業家の大原孫三郎をはじめとした賛同者の支援で1936年に開設されました。
「民藝」とは、生活用具に新しい美の価値観を提示した運動のこと。
東洋哲学に関心を持つ柳宗悦の心を最初にとらえたのは、朝鮮半島の仏像や陶磁器などの造形美術でした。何度も現地を訪れては、民族固有の造形美とそれを生みだす人々に敬愛の心を寄せます。1924年には、日本民藝館の原点ともいえる「朝鮮民族美術館」をソウルに開設し、名もなき職人の手による品々を展示しました。
日本各地で調査・蒐集をはじめたのは1920年代に入ってから。琉球、台湾、ヨーロッパにも目が向けられ、所蔵する諸外国の工芸品は約17,000点を数えるまでになりました。
敷地内には本館と西館があり、本館は展示室ごとに
テーマがあります。
2階第1室「朝鮮時代の諸工芸」には、陶磁器、木工品のほかに、小さな飾り刀や紅入れなど装飾具が置かれています。展示ケースをのぞきながら、韓国歴史ドラマの一場面を思い浮かべたり、身につけた姿を想像してみたり。
器ものは左右対称というより、どこか味わいのある傾きがあるんですよ。ちょっと首をかしげ、微笑みかけられたように思えました。
日本民藝館では、年5回特別展を開催しています。
創設80周年を記念する2016年度最初の特別展は「朝鮮工芸の美」。
朝鮮時代の暮らしを彩った陶磁器、木工品、石工品、金工品、そして絵画たち。所蔵品の中でも、優れた約300点を一堂に展示します。現代の韓国につながる、人々の豊かな民族性と美を感じることができそうです。
皆さまもこれを機会に訪れてみませんか。
展示の説明はシンプル。ハングルもありませんが、韓国語教室に通われているのでしたら、朝鮮、韓国の美に出あうことでハングルを学ぶ原動力となりそう。
私が伺った日は、ちょうど小雨が降りはじめ、とても艶のある紅梅の出迎えを受けました。
展示品だけでなく、建物やまわりの風情にも美しさを感じる場所です。
*日本民藝館 東京都目黒区駒場4-3-33
《特別展》「美の法門 -柳宗悦の美思想」
2016年1月9日(土)~ 3月21日(月・祝)
《特別展》「創設80周年特別展 日本民藝館所蔵 朝鮮工芸の美」
2016年4月2日(土)~ 6月12日(日)
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