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新年度はバリバリ仕事?! -とれたて韓国語

■2016/04/13 新年度はバリバリ仕事?! -とれたて韓国語
 2016年度がはじまって2週間。新年度気分も落ち着きを見せるころでしょうか。
移動や席替えも終わり、ちょっとオフィスを見まわすといろいろな人が…
とくに若い世代は、今年も驚かせてくれるはずです。
 
日本だけでなく、韓国にもいるようですよ。
まずは、前向きな青年をつかまえてみましょう。
 
仕事を頑張る彼は“열정페이”。
열정は熱情、페이はPay(給料)です。不景気の中で低賃金ながら懸命に仕事をし、未来に情熱を持つ若い人たちを指します。
ただ、報われないのが現代。社会経験を積みたいという彼らを、多くの企業がインターシップという名のもと、非常に低い時給で雇っています。
 
つぎは、若者たち注目の的“월급루팡”。
월급は月給、루팡は怪盗アルセーヌルパンのこと。素敵なネーミングですが、言ってしまえば“월급도둑(月給泥棒)”。
バリバリ仕事などせず「楽をして生きたいなぁ」という彼らの本音が形になった、あこがれの存在だそう。
 
では、“잉여인간”ってな~んだ。
 
잉여は剰余、인간は人間です。
「剰余人間」は、社会に役目がなく、誰からも必要とされない人間という意味。古くから知られている単語ですが、近年SNSで若者たちが使うようになり、あらたに認識されました。
 
韓国では、作家손창섭(孫昌渉)の小説タイトルとしても知られています。
「主人公は、貧しい歯科医の서만기。妻の家族を食わすために苦労ばかり。そこに、彼の友達2人が加わる。채익준は社会に不満が多い人物。もうひとり천봉우は、無気力な人間で自ら生きていく能力が不足している。彼ら“剰余人間”は、歯科医院を自分の家のように出たり入ったり」。
『잉여인간(1958)』は、『現代韓国文学選集 3 (短篇小説 1)』にも入っているので手に取ってみて。3人の登場人物を観察して読むのがおすすめです。
 
紹介した열정페이、월급루팡、잉여인간などは、新造語と呼ばれています。
若い人の問題や社会現況を反映しているので、現代の文化背景を知ることができます。
ドラマ好きの方なら、字幕で見かけることも。わからない時は、韓国語教室で先生に聞いてみて。ハングル入門クラスや初級クラスでも遠慮なくどうぞ。
韓国語レベル中級、上級の方なら、気になる単語の関連書籍に興味を広げてみてはいかがでしょうか。
新しいことばとの出逢いが、韓国語のブラッシュアップとなりますように。



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