尹東柱(1917~1945)の没後80年となった2025年。
立教大学では、「尹東柱記念碑」の設立を10月に予定しています。
韓国で「国民的詩人」として愛されている尹東柱(윤동주,ユン・ドンジュ)。
彼は1942年に立教大学で学んだ後、同志社大学に編入しました。しかし、在学中の1943年7月、治安維持法違反の疑いで逮捕。懲役2年の刑で福岡刑務所に収監され、獄死。祖国が解放される半年前の1945年2月16日未明。27歳という若さでした。
植民地時代、禁じられた母語で紡いだ彼の作品は、それほど多く残ってはいません。京都の下宿先で逮捕された際に彼が記したものすべてが押収されてしまったからです。しかし、少ないながらも彼の清らかで透明感ある作品は、多くの人々の心をとらえ続けています。
皆さまは、尹東柱の作品を手に取ったことはありますか。
最も有名な詩である「서시(序詩)」は日本語訳もあるので、出逢ったことがある方は多いかもしれません。
立教大学では、記念碑設立に合わせて企画展示やシンポジウム、朗唱・詩画発表会を予定しています。
シンポジウムでは、立教大学の学生たちが、延世大学の学生を招き、ユン・ドンジュの詩と人生をテーマとした演劇作品を共同制作。共に織り上げた作品を通して、未来を目指すそうです。
また、設立する日を挟んで、企画展“尹東柱の世界—立教大学「尹東柱記念碑」の設置に寄せて”を開催予定。(9月16日~10月25日)
会場である立教学院展示館は、近年まで旧図書館本館として親しまれてきた歴史ある建物です。レンガ造りの美しい建物は、1918年に建てられてから90余年の間、多くの学生に利用されてきました。
90余年…
ということは、尹東柱もまた、この美しいレンガの壁を見ていたのではないか。
そう思うと感慨深く、そして悲しみも深くなります。
今年は、戦後80年であり、尹東柱の没後80年…
しかし、2025年は日韓国交正常化60年の記念すべき年でもあります。
歴史を教訓として心に刻む機会。また、尹東柱の作品、お人柄に触れる機会となればと思っています。
ぜひ、立教大学に足を運んでみてください。
正門から目の前に映るレンガ造りの本館、今は「メーザーライブラリー記念館」と呼ばれる旧図書館本館にチャペル。歴史の面影を感じる建物たちに囲まれた小さな芝生は緑美しく、雰囲気最高です。
ふわふわの芝生に寝ころび、空を仰ぎたいところですが… ここは立ち入ると怒られるのでご注意を。
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