全州ビビンバと言えば、大きな器に、御飯とたくさんの具を載せた美術品のような料理として知られていますが、私、2013年の秋に全州を旅した際、珍しいビビンバに巡り合いました。
場所は、聖堂からみて韓屋村(ハノンマウル)の奥、韓紙博物館の近所にある店ですが、店内は「1970年代の小学校の教室」を模したもの。大きな黒板にチョークでメニューが書かれており、昔風のアルマイトの弁当箱にいれた「昔風のお弁当」が名物です。メニュー全体に、値段が他店よりやや高めなのは、契約農家直送の質のいい野菜や肉を使っているからのようで、特にに野菜の味は抜群でした。
さて、ここで私が頼んだのは「麦飯ビビンバ」でした。普通の御飯のビビンバよりもちょっと高めです。
出てきたのは、麦飯の入った器と、数種類のキムチが入った小鉢やおかず類、そして、何種類もの生野菜や、茹で戻した乾燥野菜のナムルが綺麗に乗せられたおおきなザルでした。
もちろん、これを自分でご飯に乗せてしまえば自分でビビンバが作れるのですが、それだけではもったいない。
そこで、全州名物のモジュ(母酒)をたのんで、キムチや野菜やおかずでのんびり一杯やって、最後に適量残したものをご飯に乗せて仕上げる、という「農家風フルコース(?)」を楽しみました。
もうちょっと食欲に自信があるかたは、同時に昔風のプルコギを注文してもいいでしょう。
モジュは、たとえば「ドンドンジュに軽くニッキの香りをつけたもの」と言っていいでしょうか。マッコリよりもさらりとした口当たりで、度数はやや低め。全州以外ではあまり売っているのを見かけませんから、酔いお土産にもなるでしょう(液体ですから重いですが!)。
「昔の小学校の教室」を模した内装、いいですね。うちの学院には3つの教室がありますが、ひとつくらいこんな内装にしてもいいんじゃないかと思いますが、院長、いかがでしょう。
全州の韓屋村はとにかく「ひたすら歩き回って、ほの甘い空気感を楽しむ」のが醍醐味ですが、ついつい夢中になって歩きすぎてしまいます。
そんな時、こんな「フルコース」でじっくり休むというのは、悪くありません。一人でも気軽に入れる優しい雰囲気が日本人旅行者に向いていると思います。
また、通訳案内士など、直接的な対人コミュニケーションでの活躍を目指すような方は(ぜひ、韓国語入門の初心者のうちから)日本であまり紹介されていない「韓国ちょっと古い風俗」に触れておくと、たとえば現在の50代以上の韓国の方と話をするときに話がはずむかもしれません。「よくそんなことを知ってるね!」とびっくりさせましょう(笑)。
ところで、このお店の正確な場所、食べるのに夢中でメモしていませんでした!すみません!
このお店に行ったかた、ぜひソウル韓国語学院までお知らせください(笑)。
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