仏新聞社襲撃による衝撃が欧州全域に及び、他者に対するイントレランスの風を吹き荒らしている。
まさに9.11後の米国と同じ轍を踏んでいくような空気を漂わせているのが、他のだれでもなく、市民革命以来自由と平等、博愛を謳ってきたフランスとなれば、尚更のことである。
「言論の自由」を訴える集会には馴染みの各国政治指導者らが先頭一列を飾っており、強硬かつ強張った表情で「仲良く」腕を組んでいる。
迂闊に彼らが主張する「言論の自由」という理念を鵜呑みすると、如何してもその「リバティ」の境目がぼやかされてしまうのだが、各国へと広がっている「ヘイトスピーチ」が「言論の自由」をめぐる土俵のど真ん中に座してしまうと、益々様々なベクトルのマイノリティはマジョリティの抑圧を強いられる羽目になるのが、火を見るより明らかであるからだ。
亜米利加とは一線を引き、「個人の自由」よりは「結果の平等」に重みを置いてきた仏蘭西の歴史的経緯とは裏腹に、今回のマーチングには平等と博愛のアティチュードはどこにも見つけることができない。
現象としての「グローバリゼーション」、「異文化交流」、「国際交流」、「国境なき医師団」や「記者団」、そして、とある語学学校の宣伝文句「異文化コミュニケーション」に至るまで、世界はもはや国民統合の時代からお隣さんとの円満かつ友好のサステナビリティの旗振りを積極的に務めるようになった。
ただ、それが名ばかりのジェスチャーに留まらないことを願うばかりである。
私たちは既に、正確にはアウストラロピテクスのルーシーが生きていた時代から「異物」としての他者と付き合ってきたし、今も付き合っている。
さらにこれからも付き合わなければならない。私たち他者同士が同居している以上、トラブルが発生すれば、妖怪ウォッチを回し、ディス+カバリーした上、その事情に耳を傾ける。そして仲間に入れる(息子の話では「友達になる」と言うらしいが)トレランスが必要ではないだろうか。
町中の、妖怪を恐れずの子供達のように。
アルッパ
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