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李孝石を知っていますか -ハングル文学散歩

■2015/09/25 李孝石を知っていますか -ハングル文学散歩
白いそばの花が満開の秋。
韓国江原道では平昌孝石文化祭 (평창효석문화제) が開かれています。
 
平昌は、2018年冬季オリンピックの開催都市名です。
そばの産地として有名で、そば粉を使った막국수(そば)、메밀전병(クレープ)が名物。
 
この文化祭は、この地を故郷とする李孝石(이효석)を記念して毎年行われています。
孝石は1907年生まれの小説家。代表作の『そばの花咲く頃(메밀꽃 필 무렵)』をはじめとして、36年の生涯で40以上の短編小説を残しました。
 
彼の小説は、韓国でもっとも美しい言葉で書かれているといわれています。
教科書にも載っていて、子どもから大人まで親しまれているそうです。
 
生家跡は記念館になっており、韓国語教室の韓国体験旅行でも訪れたことがあるんですよ。
自然豊かな江原道の中でも、さらに奥深い「平昌郡蓬坪面」。目の前に広がるそば畑は、良き詩のように趣がありました。
 
多くの方に愛されている『そばの花咲くころ』は、日本語でも読めます。
韓国語能力検定試験TOPIKやハングル検定試験で高級を目指す方は、韓国語と比較するのもよい韓国語の勉強になりそうですよね。
 
体験旅行の時、上級クラスのメンバーは現地で書籍を買い求め韓国語を味わいつつ、持参した日本語訳を確認。「もっといい日本語があるのでは」と話していたのが印象的でした。
どれだけ勉強したら、このように言えるのだろうかと、尊敬のまなざしで見ていたのを思い出します。素敵な人に出逢える韓国語教室っていいなぁ。
 
江原道は近年、オリンピックを機会に道路も整備され、ハングル初心者でも高速バスを使って行きやすくなりました。韓国にご旅行の際は、ぜひ平昌まで足を運んでみてください。
 
写真:『메밀꽃 필 무렵』記念館で購入。
日本語訳は、長璋吉訳「そばの花咲く頃」『朝鮮短篇小説選』岩波書店(1984年)など多数。



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