ここ数日、涼しくなり、秋になったなあと感じます。秋と言えば、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、といろいろな秋がありますが(そもそもなぜ秋だけ、このような表現がたくさんあるのでしょう・・・)、
私にとっては、やはり何といっても『食欲の秋』!柿、ブドウ、梨、栗、さつまいも、秋刀魚など美味しいものが盛りだくさん!食欲の秋だから…ともっともらしい理由をつけては、なんだかんだととにかく食べている私。
最近は、韓国料理作りにすっかりはまってしまい、キムチチゲ、海鮮鍋、チジミ、チャプチェなど作って、モリモリ食べています(笑)。
そして、もっといろいろなものを作ってみたくなって、韓国料理の番組も時々見るようになりました。料理に関する表現は、難しい単語も多いのですが、面白い表現もあることに気付きました。
今日は、『これってこんな表現を使うんだ、面白い!』と私が初めて知った表現をしたいと思います。
『…면을 담고 육수를 붓고 고명을 얹어요』
『고명』って何?と思って、辞書を調べると・・・
『(料理の上に添える)薬味をかねた飾り物』と書いてあり、日本語で言うところの『薬味』なんだと分かりました。『薬味』というと、お料理に添えてある、味を引立てたり風味を良くしたりするスパイスという印象が強いのですが、『고명』は、味を引き立てるスパイスという意味に加えて、『飾り』という見た目の美しさも大切にする印象が強いんだなと感じました。考えてみると、日本料理の場合は、見た目の美しさを強調する場合に薬味を使うことも多いですね。『고명』はその感覚に近いのかなという気がします。
そして、『고명』はどうもお料理の上にのせるようです。日本の薬味はお料理の上にのせることもありますが、お料理の横に添えたり、別の小皿に準備することも多いですよね。この『~をのせる』という意味で『얹다』が使われていますが、この『얹다』は『他の物の上にのせる』というニュアンスが強いようです。『のせる』って『놓다』かなと思ったのですが、この場合は『얹다』を使うんですね。
また、『~に入れる』という意味で『담다』が登場しています。『넣다』という単語もありますが、『器のような物に盛る、よそう』という意味で『入れる』と表現する時には、『담다』を使うようです。
よって、上の文章は、『…麺を(器に)入れ、お出汁を注ぎ、薬味をのせます』という意味になるんですね。
本当にいろいろな表現があるんだなあと驚きました!
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