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韓国のよい「気」を皆さまに! -摩尼山(1)

■2017/04/11 韓国のよい「気」を皆さまに! -摩尼山(1)
春の韓国体験旅行。テーマは「世界遺産を巡る旅」でした。
 
3日目は、江華島めぐりです。
レンタカーで강화도(江華島)に向かい、마니산(摩尼山)に登った後、世界遺産の고인돌 유적(コインドル遺跡)を見に行きました。


最初に訪れた摩尼山は、海抜468m。江華島で一番高い山です。
とても良い気が流れているといわれており、韓国の人々に観光地として人気があります。山の上から見える경기만(京畿灣)と영종도(永宗島)の眺めがとても美しいところです。
私たちが登った日は曇り空で島々を見ることはできませんでしたが、良い気をいっぱい受け取ってきました。
 
山頂には、朝鮮開国の始祖단군(檀君)が、天に祭祀を奉げたとされる참성단(塹城檀)があります。
とても神聖な場所として古くから信仰を集めており、1988年にソウルオリンピックとともに行われたパラリンピックをはじめ、毎年開催される全国体育典(大会)の聖火は、山の頂で採火されているそう。
 
現在の塹城檀は、下部は円形で上に四角い壇が積み上げられています。楕円形をした下部は13m×17.5m、直径8.7m、上の壇は6.6mの正方形です。
 
朝鮮時代に活躍した学者이종휘(李鍾徽)は、『수산집(修山集)』に「참성단의 높이가 5m가 넘으며, 상단이 사방2 m , 하단이 지름 4.5 m 인 상방하원형으로 이루어졌다(塹星壇の高さは5mを越え、上端が四方2m、下端は直径4.5 mあるの上方下円形で成り立っている)」と残しています。
当時からかなり大きいものだったのですね。
 
すべては解明されていないものの、位置や構造からみて천문대(天文台)や관상대(観象台)の用途でも使われたといわれています。韓半島の気象技術を知るうえでも興味深い場所です。
 
実際に祭壇の前まで登ると、見えるのは青い空と広がる大地、紺碧の海。視界をさえぎるものはなにもありません。
手を大きく広げると爽やかな風が通りぬけ、このまま竜になって空に飛んで行けそうなくらい気持ちが軽くなりました。なんだか頭もすっきり。
 
摩尼山のことを古い文献『高麗史』、『世宗実録地理』、『太宗実録』では、마리산 (摩利山)と記しています。마리は、古語で「頭」のことです。もしかして、頭がすっきりしたのは…
 
漢字の頭は「あたま」「髪の毛」のほかに「上に立つもの」を表します。いにしえの人々は、常に「上にあるもの」「下を見守ってくれるもの」として畏敬の念をいだき「頭山」と呼んだようです。頭すっきりとは、関係なかったんですね。
 
摩尼山で受け取った「気」のエネルギー。
良い気は、分け合うことができるそうです。私たちから皆さまにお届けしますので、まずは、塹城檀の写真をじっと見てみてください。
 
좋~은 기분, 좋~은 기분~!
まじめな“気”持ちでお送りしています。本気で受け取ってくださいね。



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