「첫눈을 함께 맞은 연인은 평생을 함께 신다(初雪をともに迎えた恋人は一生をともにする)」とてもロマンチックな言葉ですよね。
何度目かの雪であっても、空から雪が舞い降りる風景はとても詩的に思えます。
先日、関東にも雪が降りました。
本格的な冬を感じさせる雪の便り、今日は冬と雪に関することわざについて、ふれてみたいと思います。
*겨울이 다 되어야 솔이 푸른 줄 안다 冬が来てこそ松が青いと思う
冬に他の植物がしおれても松柏の葉は緑の色を保っているという意味から、人の真価は艱難にあってこそ、初めて知られるというたとえ。
これは「論語」子罕第九の「子曰、歳寒然後知 松柏之後 凋也」のこと。
日本語では「歳寒くして松柏の凋むに後るるを知る」といいます。
*겨울바람이 봄바람보고 춥다 한다 冬の風が春の風をみて寒いと言う
自分の過ちが大きいのを知らずに、他人の小さな過ちを聞いて悪口を言うという意味のことわざ。
似ている意味では「가랑잎이 솔잎더러 바스락거린다고 한다(枯葉が松葉にカサカサしているという)」があります。
*겨울이 지나지 않고 봄이 오랴 冬が過ぎずに春が来ようか
冬が過ぎて春が来るように、どのようなことにも順序がある。急いでいるからといって、無理をすることはできないということわざです。
また、寒い冬を過ごしてこそ暖かな春が来るという意で、困難を克服してこそ成果を得ることができる意味でも使います。
似ている言葉に「겨울을 지내 보아야 봄 그리운 줄 안다(冬を過ごしてみてこそ春が懐かしい)」があります。
私たちなら、ハングル能力検定試験や韓国語能力試験の勉強をしているときにも使えそう。みんなに春が来ますように。
*겨울 보리밭은 밟을수록 좋다 冬の麦畑は踏むほど良い
韓国では米の収穫が終わった秋に麦を植え、翌年刈り入れをする二毛作が多く取られています。
麦の栽培で重要な作業は麦踏み(보리밟기)。それは、陰暦の十二月からはじまります。
冬に麦畑を踏む理由は、踏めば踏むほど土地の水分蒸発を防ぐことができ、根本がしっかりとした丈夫な麦が育つからだそうです。
ことわざには、先人の知恵と科学が隠れていますね。
*겨울 새벽에 개똥 줍는다 冬の夜明けに犬の糞を拾う
科学だけでなく、ことわざは過去の世相と人々の姿をよく反映しています。
「冬の夜明けに犬の糞を拾う」ということわざは、農閑期にも肥料を集めるという農夫の勤勉さをあらわしたものです。
*여름에 하루 놀면 겨울에 열흘 굶는다 夏に1日遊べは冬に10日飢える
後々の事を考え、わずかな時間も怠ってはいけないということを比喩的にいう言葉です。
同じような表現に「봄에 하루 놀면 겨울에 열흘 굶는다(春に1日遊べば冬に10日飢える)というものもあります。
こちらは、種をまく春に怠ければそれだけ収穫にも影響するという意味で、春の訪れとともに始まる農作業の大変さや忙しさもよく表しています。
二つの季節が入る言葉は、次のようなものもあります。
*겨울에 짓는 집은 더운 집 짓고 여름에 짓는 집은 서늘한 집 짓는다 冬は暑い家を作って、夏は涼しい家を作る
冬に家を建てる時は、家が寒くないように気を遣い、夏に家を建てる時は、家が涼しくなることに関心を傾けるという意味。
人は、周囲の環境により、そこに合うよう有利な条件を用意するということを比喩的にいう言葉です。
*겨울 무 꽁지가 길면 겨울이 춥다 冬に大根の根が長ければ冬が寒い
「꽁지」は鳥の尾のことです。
大根の根は「무 꽁지(大根の尾)」のほか、「무 꼬리(大根のしっぽ)」ともいうそうです。たしかに、大根って白狐のしっぽみたいでかわいい。
冬が旬の大根。冬越しのために外側の皮は厚くなり、さらに温かな地面深くに根を降ろす性格があるそうです。土の外に出ている葉は、寒くなると太く短く育つので根の部分がより長く感じられるのかもしれません。
季節のはじめにニュースを見ていたら、「무 꽁지를 보니 올겨울 한파? … 역대급 한파 대처법(大根をみると今年の冬は寒波? … 歴代級寒波の対処法)」のタイトルが出ていました。
「역대급(歴代級)」とは、今までにないという意味です。今年の冬は、まだまだ寒くなるかもしれないですね。
そろそろ雪のことわざを。
*눈을 밟을 때 뽀드득 소리가 크면 다음 날 더 춥다 雪を踏むとき、きゅっと音が大きく鳴れば、次の日はもっと寒い
「뽀드득」は、固いもの、つやつやしたものを強くこするときにでる音です。
雪を踏んできゅっと音がするのは、雪の結晶が小さく、ひとつひとつに隙間があるとき。寒い冬にしか味わうことのできない小さな音です。
*눈발이 잘면 춥다 降りしきる雪が細かければ寒い
冬の暖かい日は、雪の結晶が空中でかたまって「ボタン雪(함박눈)」になります。それよりもっと寒くなると「粉雪(가루눈)」に。足元ではきゅっと音がしていることでしょう。
この「눈발이」は、降りしきる雪のこと。「눈발이 날리다」は、横なぐりに雪が降りしきることをいいます。
今年の冬、東京で눈발이を見ることができるでしょうか。
「겨울 날씨가 몹시 추우면 여름에 질병이 없다(冬にぐっと寒くなると夏に病がない)」といいますから、寒くても暑くても季節を楽しむことができるといいですよねぇ。
では、韓国語で最後のご挨拶。
추운 계절을 살아 가면서도 삶 속 깊은 깨달음을 느낄 수 있는 한글 겨울 속담이었습니다.
올해도 모두에게 따스한 봄이 되길바랍니다.
寒い冬を生きながらも、人の生き方の奥深さを感じられるハングル「冬のことわざ」でした。
今年も皆さまに暖かな春が訪れますように。
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