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私と韓国語 映画「パラサイト 半地下の家族」のみどころ

■2020/03/27 私と韓国語 映画「パラサイト 半地下の家族」のみどころ
映画「パラサイト 半地下の家族」(기생충:寄生虫)はご覧になりましたでしょうか。
私はあまり映画を見ないのですが、カンヌ映画祭やアカデミー賞で受賞した作品と聞き、一度見てみようと思って見たところ・・・すっかりはまってしまいました。ポン・ジュノ監督の表現も俳優の皆さんの演技も素晴らしくて、何度でも見たいと思う映画です。今日は、皆さんにこの映画の素晴らしさをお伝えできればと思います。(私の勝手な感想です!)
 
宣伝や予告でもやっている通り「貧富の差(格差)社会」をテーマにした内容なのですが、この「差」の表現の仕方が上手だなと感じました。
 
まず、裕福な人は上、貧しい人は下という上下関係を「位置」で表現している点が面白いです。坂や階段がいろいろなところで出てくるのですが、坂の上や階段の上にあるものは裕福、逆に下にあるものは貧困という構図になっています。半地下に住むキム一家、坂の上に住むパク一家、韓国の住宅事情を反映しているのでしょうが、映画の中では常にキム一家はパク一家よりも下に描かれています。坂や階段だけではなく、キム一家がパク家で隠れる時もテーブルやベッドの「下」に隠れるんですね。
キム一家とパク一家だけでもストーリーとして成立するのでしょうが、本当の地下に住む住人が出てくるのも驚きです。キム一家、パク一家の二者比較ではなく、ムングァン夫婦も登場し、三者比較となります。パク一家にとって、自分より「下」という存在ができたことでストーリーが更に面白くなるところも見どころだと思います。
 
そして、同じ一つの行為を対照的に表現することで「格差」を表わすところも面白いと思います。例えば、「今日着る服を選ぶ」という行為。大雨で着の身着のまま避難したキム・ギテクは、避難所で寄付された(?)服の中で良さそうな服を選ぶ一方、パク家の奥さんは、息子の誕生日パーティーだと高級な洋服がずらーっと並んでいる自宅のウォークインクローゼットでおしゃれな服を選びます。
 
他にも、犬の餌が「カニかま」だったり、チャパグリに国産牛を入れたり、チャパグリを作るお鍋が外国製だったりと、要所要所でお金持ちっぽい要素を取り入れているところも「なるほどなあ」と思います。
 
しかし、時間の流れや、人を愛すること、罪を犯すこと、犯罪者が罰を受けることは、基本的に格差なく平等であることも気づかされます。
 
心のどこかでなんとなく他の人と比較をしながら、自分の優位性を感じて生きてしまうのが人間なのかもしれません。自分のことだけではなく、より良い社会を築くためにはどのようにしたらよいのかを改めて考えさせられる作品だと思います。見るたびにいろいろな気づきが出てくるので、何度も見てたくさんのことを感じて考えたいです。表現一つ一つにどんな意味があるのか、とこんなに考えさせられる映画は初めてです。皆さんの感想もぜひお聞かせください!


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