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GoToの前に「3密」「感染経路不明」を韓国語でおさらい 

■2020/10/07 GoToの前に「3密」「感染経路不明」を韓国語でおさらい 
 新しい生活様式として、マスクや消毒液といった感染症の防止対策が定着してきました。
生活様式ばかりでなく、「3密」、「不要不急」、「夜の街」といった言葉にもすっかり身近なものに。
 
これらは、韓国語でなんというのでしょうか。
3밀폐, 밀집, 밀접 (密閉、密集、密接)です
"3" 공간에서는 언제든 어떤 모임이든 감염위험이 있다는 인식을 가져주시길 바랍니다.
(“3密”空間では、いつでもどんな集まりでも感染の危険があるという認識を持ってくださるよう願います。)
などの表現をニュースで見かけます。
 
WHOも3密を「3Cs」という言葉で信しています。
3Csは、「Crowded Place(密集)、Close Contact(密接)、Confined Space(密閉)」のの頭文字。この考えは、世界共通なのですね。
 
そして、不要不急は、불요불급(不要不急)。
불요불급의 외출(不要不急外出)
불요불급한 행사는 연기·취소하도록 권고하되(不要不急行事延期、中止すように勧告する…)
などの使われ方をしています。漢字語は伝わりやすいです。
 
このごろ聞かれなくなった「東京アラート」は、“コロナウイルス感染拡大警戒を訴える”と前置きしたうえで「'도쿄 경고'도쿄 얼러트)」とありました。
日本語にすると「東京警告(東京アラート)」となり、大変わかりやすいです。当時、レインボーブリッジがライトアップされていましたが、あれは警告だったんだとはっとしました。
 
さて、難しいのは「夜の街」です。これは、日本独特の考えのようで、韓国語では「밤의 번화가(夜の繁華街)」と翻訳されています。
 
도쿄도는 "감염이 확인되고 있는 번화가에서는 적절한 감염 방지책을 강구하고 있는 가게를 선택하는
(東京都は、「感染が確認されている夜の繁華街では、適切な感染防止策を講じている店を選択する…)
 
夜の繁華街と「夜の街」では、ちょっと違う気がします。知事の会見を知っている人なら、「夜の街」と訳すのではないでしょうか。
それにしても「夜の街」というのは、漠然としていて分かるようでわからないことばです。
 
日本文学者であるロバートキャンベルさんによると、「夜の街」とは、遊郭や花柳街などをオブラートに包み、非常にあいまいなボーダーを引いた江戸時代からある概念だそう。
あいまいにしながら、「私たちの世の中とあちらの世界は違う」と線引きをするところは、日本らしいのかもしれません。外国語の翻訳を通して見えてくる日本が、とても興味深いです。
 
キャンベルさんは、日本の社会は疫病とともに歩んできた歴史があるとおっしゃり、式亭三馬の『麻疹戯言(享和三年1803)』を紹介されていました。江戸の麻疹流行の様子を描いた作品です。
 
「医者の薬のきかまほし、はしかわづらふきのふけふかなと、うちうめきつゝ、呑食ふものゝ味ひだに、さらにしらぬひの、つくねんと、たゞ十二日のひだつをのみ、をゆびをかゞめてぞ打伏ける」
 
三馬自身が麻疹に罹ったようで、「医者の薬も効かないし、飲み物、食べ物の味もわからない、ただ20日間が過ぎるのを指折り数えて寝ているばかり」と新型コロナウイルスの症状にも似た記述が。
 
「かかれば三戯場のやぐら幕も発熱の汗とともに、いたづらにしぼり上れば、金主の頭痛は、煤鱔人の炙魚的と備倶に大抹額のあはれなるさまなり。貨食者、麪家も麻疹に付…」
 
街の様子といえば、かつて賑わいを見せた芝居小屋や料理屋は閑散としており、男性たちは遊郭を避けるようになったため、客待ちの遊女らはくしゃみをするだけだったともあります。
 
興味深いのは、麻疹が流行してもその対策が街の人々にゆだねられており、芝居小屋や呉服屋、湯屋など、業界ごとに対策を考え、それぞれ営んできたそう。
江戸時代の街の様子は、コロナ禍をロックダウンすることはなく過ごしてきた今の東京を見ているかのようです。外国語からはもちろん、古典からも学ぶことが多いとあらためて気づきました。
 
日本はGoToキャンペーンの旗振りのもと、街や観光地に人々の姿がみられるようになってきました。
紅葉シーズンの韓国では、密閉空間や密集場所、密接状況を避けるために地方旅行が増えているそう。
캠프(キャンプ)、등산(登山)などの需要も高まってきており、旅行先で人気を集めているのは、江原道(강원도)だと話題に。
世界各地でも同じようなニュースを耳にします。ウイルスの感染が広がらないようにと願うしかありません。
 
ちなみに韓国語で、感染経路のわかっていない方を「'깜깜이' 감염」といいます。
直訳すると「“真っ暗闇”感染」。内容が伝わりやすく、日本語にはないイメージの新鮮さを感じました。韓国語を学ぶと時々キラッとした感覚に出合えてうれしいです。
 
2020年の春は、世界中が真っ暗闇に置かれました。
それぞれが気をつけて生活すれば、近いうちに間違いなく한줄기 빛이 드리우지 않을까 라는 생각을 해요.(一条の光が差すのではないかと思います。)」
無理やりではありますが、韓国語で「(光)」をお届けしてみました。
私たちがこれから向かう先には、やわらかな光が差しますように。


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