毎日新聞が新聞の定期購読者向けに発行している『私のまいにち』。
今月の特集2は、“「記者トレ」をやってみよう”です。これは、毎日新聞社が開発した教育プログラムの一部だそうで、“新聞記者の取材や記事作成のノウハウが、あなたの日常でも役立ちます”とあり、相手とコミュニケーションをとる方法や、「伝える」ためのコツが紹介されています。
この『私のまいにち』には、小説家の川上弘美さんの連載があり、今月は特集2に関連づけたエッセイになっていました。川上さんのお話は、韓国語作文の練習にも応用できそうでしたので、少し内容をお伝えしたいと思います。
川上弘美さんは、1996年に『蛇を踏む』で第115回芥川賞を受賞、数々の賞を受けていらっしゃる方です。小説家デビュー前の専業主婦時代、小説を書いたり、読書をしたりできない中でも新聞を毎日読んでいることに気づき、「新聞の要約=作トレ」を始めたそうです。
「作トレ」の方法は、
・気になった新聞記事を切り抜いておく。
・1か月分をためたら、切り抜きを見ながら「その月の特集」を考える。
・3段に区切った用紙を用意する。
・用紙の1段目は特集記事、2段目にはその他の記事の要約を書き込み、短いコメントをつける。
新聞記事の要約をして、短いコメントをつけるのがポイントでしょうか。
川上さんは、無駄なくまとめられている記事をさらにまとめる作業が言葉の訓練になり、今書いている文章は、このトレーニングによって培われたといっても過言ではないとおっしゃっています。
この「作トレ」を韓国語作文のトレーニングに応用するなら、
・韓国語の新聞を毎日読んで、気になった記事を集めておく。
・2週間に1回、もしくは1か月に1回、集めたものから掲載する記事を選ぶ。
・新聞のように1面に記事を配置し、要約と短いコメントをつける。
ここで使う新聞は、切り抜いて整理ができる新聞紙がおススメですが、WEBで気になる記事を集めておくのもOK。その場合プリントしておいたほうが、ニュース内容も頭も整理されてよさそうです。
検定試験の作文って、どのように対策するか悩みますよね。
韓国語能力試験(TOPIKⅡ)の場合、1つ目は問題から少し拝借して、ちょちょいと作成。
しかし、2つ目の問題はそうはいかない。制限時間がある中、問題文を理解し、800文字ほどの作文を組み立てるには、かなりの訓練が必要です。
また、TOPIKⅡでは時事問題も多く出題されるので、「作トレ」の新聞記事を理解し、分別し、まとめる作業は、世の中の状況を踏まえた「韓国語作文づくり」にぴったりです。
そうなると、やはり新聞紙がほしくなるかな。なかなか手に入れにくいのが課題ですが。
でもね、皆さまもお持ちではないでしょうか。
飛行機の入口で手にした韓国の新聞紙の数々、渡しそびれたお土産や地図ガイドと一緒にクロークの中に…
私はけっこうな量がたまっています。何紙かいただくとかなり重いのに、旅行の時は「よし、勉強で使うぞ」なんて思ってしまって。楽しい旅の思い出として、ついそのままにしてしまいがち。そんな捨てずに捨てられない新聞紙が、勉強に生かせるなんて最高では!
皆さまもぜひ「作トレ」してみてください。
出来上がった新聞は、韓国語教室のクラスメートと持ち寄っても楽しいですし、まずは日本の新聞紙でチャレンジしてみるのもおすすめです。
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