学院ブログ

私と韓国語、焼け石に水

■2021/12/01 私と韓国語、焼け石に水
 最近原油価格の高騰が大きな話題になっています。
テレビのニュースや新聞でも連日報道されていますね。
11月22日付の日本経済新聞の記事(抜粋)に以下のようにあります。
 
―――
政府が検討と伝わる国家備蓄の放出が、原油価格を抑える効果は限定的かもしれない。米国の呼びかけに応じた格好だが、備蓄の放出は産油国の増産意欲を削ってむしろ価格の一段の上昇につながるとの見方もある。極めて異例の対応は結局、焼け石に水となりかねないリスクをはらむ。
―――
 
「焼け石に水」とは、わずかな努力や援助では、殆ど効果がない事を意味しています。
 
「焼け石に水」は、例えば、このように使いますね。

試験前日に大慌てになって勉強しても焼け石に水・・・学生時代何度となく経験しました。
 
原油の備蓄放出というわずかな援助では、原油価格高騰という大きな問題の解決には効果があまりないのでは?という懸念があるということを上記の記事では言っているのですね。
 
さて、この「焼け石に水」ですが、韓国語ではどのように表現するのでしょうか。
いろいろ探してみましたが、一番近いと思われる表現は、「달걀로 바위 치기」(卵で岩を打つ=やっても不可能なこと、無駄なこと、役に立たないこと)でしょうか。卵を岩に投げてみたら、殻が粉々になってしまいますよね。
「岩が焼け石」に「卵が水」にあたるかなと思います。
 
「달걀로 바위 치기」を使った例文をさがしてみました。
초등학생이 고등학생을 이기려고 덤비는 것은 계란으로 바위치기나 마찬가지다.
(小学生が高校生に勝とうと飛びかかるのは卵で岩を打つのと同じだ)
 
ニュースなどを聞いて「あれ?韓国語ではどのように表現するのかな?」と考えてみると、面白いです。
 
ところで、こうして書いてみてふと思ったことがあります。焼け石で気付いたのですが、日本語では卵焼き、たい焼き、どら焼き等『〇〇焼き』という表現もあれば、焼肉、焼き芋等『焼き〇〇』という表現もあります。普段の生活で何気なく使っていますが、どのように違うのでしょうね。




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