学院ブログ

茨木のり子さんと韓国語

■2022/01/26 茨木のり子さんと韓国語
先週の水曜日、NHKのクローズアップ現代で、詩人・茨木のり子さんが取り上げられました。ご覧になられた方も多いと思います。
 
茨木のり子さんは、どんなに世界の状況や情勢が変わっても、「個」として生きることを貫き、何ものにも寄りかからず強く生きてきたことを、茨木さんの詩から感じることができます。素敵な女性だなととても憧れます。
 
そして、茨木のり子さんと言えば、韓国語を勉強されていたことでご存知の方も多いと思います。この番組で初めて知りましたが、50歳を越えてから韓国語の勉強を始めたそうです。
今でこそ韓国語を勉強することは珍しくありませんが、茨木さんが勉強を始めた当時は、おそらくとても珍しいことだったのではと思います。
 
茨木さんの韓国語の先生は、当学院の講師、日本における韓国語教育会の大御所の金裕鴻(キム・ユホン)先生です。すごいですね!番組を見て初めて知って驚きました。
この番組でキム・ユホン先生が茨木さんについて「言葉を理解して近づこうとなさることは、もう私は忘れられません」とお話されているのを聞いて、茨木さんは言葉そのものを本当に大切にされていた方なんだなと感じました。
 
ちなみに茨木さんが好きな韓国のことわざは、「行く言葉が美しくてこそ 返る言葉も美しい(가는 말이 고와야 오는 말이 곱다)」なんだそうです。
 
また、茨木さんは、韓国の女性詩人ホン・ユンスクさんと「韓国と日本の政治的な関係をこえて、よき隣人として、新しい人間関係や友情を結んでいきたい」と長年にわたり交流を続けていました。まさに国境を越えた心の交流です。
そして、韓国語を勉強し続け、当時日本では知られていなかった韓国の現代詩人の作品を日本に紹介しています。
最近では、茨木のり子さんの詩が韓国語に翻訳されるようになり、ソウルで朗読会も開催されているそうです。
 
この番組を通して、茨木さんのように、お互いの国を尊重し合い、言葉を大切にする気持ちをもって、少しずつでも丁寧に長く韓国語を勉強していきたいと強く感じました。語学を勉強することは地道にこつこつと・・・という地味な努力の継続ですが、必ずその努力は実ると茨木さんが改めて教えてくださったと思います。
 
少しサボり気味だった韓国語の勉強・・・また気持ちを新たに頑張っていきたいです。



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