学院ブログ

紙の辞書、종이 사전

■2022/03/30 紙の辞書、종이 사전
こんにちは。桜もきれいに咲き、春の訪れを感じる今日この頃です。
茨木のり子さんは紙の辞書で勉強されていたんだろうなぁと思いを馳せながら、私も紙の辞書を使ってみようと、久しぶりに本棚から取り出してみました。
 
先日、偶然NHKの番組で日本語の国語辞典の制作についての番組が放送されていました。
国語辞典の原型は江戸時代の江戸大節用集というものだそうです。
しかし、まだ江戸時代は人との往来がまだそれほどなかったので、方言の差も大きく地域が違うと通じない言葉もありました。そこで、明治時代に政府が標準語を制定、日本で初めての標準語の国語辞典「言海」が誕生しました。学校教育の発展と共に国語辞典も急速に普及していったのですが、今は大ピンチ!ネットで簡単に調べられるという手軽さの影響は大きく、国語辞典・辞書の売上は右肩下がり・・・。
そのような右肩下がりの中でも、人気の国語辞典が改訂された時は、売上がUpしているそうです。時代にあった内容にするために、新しい言葉を増やしたり、逆に使われなくなった言葉は辞書から外すという改訂作業を数年に一度行っているんですね。
 
この改訂作業。『言葉ハンター』と呼ばれる『辞書編纂者』が、街中で新しい言葉を探し、意味を調べて辞典に載せるべきかをジャッジするという『用例採集』をしているのだそうです。新しい言葉を発見したら、それがどのようにどのくらい使われているのかを文献やメディアでチェックして、どれだけ世の中に浸透しているかを調べるんだそうです。全てのテレビ番組を録画し、ネットや出版物などありとあらゆるものをチェックすると言葉ハンターの方が話していました。
 
辞書を作る、改訂するということって本当に大変なことなんだなあと改めて感じました。言葉って日々変わりますから。作成者に関わった皆さんに敬意を払い、大切に使いたいです。
 
さて、本棚から取り出した韓国語関連の辞書・・・韓日の辞書、日韓の辞書、韓国語事典、韓国発音辞典といろいろな辞書が出てきました。
 
きれいな発音で韓国語を話したいと学院に通い始めた時に購入した韓国語発音辞典。日本語も英語も家に『発音辞典』はありません。韓国語だけ「発音辞典」があります!今でも、時々分からない時はこの辞典で調べています。顔なじみである、見慣れているという意味の「낯익다」ってどうやって読んだっけ?という時、この発音辞典で調べると「난닉따」とすぐに分かるので助かります。
 
こうして紙の辞書で調べると、隣に書いてある言葉は何だろうと、いろいろな言葉に触れる機会も増えるので、良いですね。でも、最近歳をとって手に油分がなくなったせいかページをめくるのに一苦労です(笑)。
 
今、本屋さんでは新年度を迎えることもあり、紙の辞書がたくさん並んでいます。皆さんもぜひ時々紙の辞書に触れてみて、感想を聞かせてくださいね。



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