最近、好きになった漢字があります。
ヒントは…
いっぽんで~も、にんじん
にほんで~も♪
これは、朝の子ども番組「ひらけ!ポンキッキ」で流れていた『いっぽんでもにんじん』の歌い出しです。
ちょっと懐かしいこの歌。メロディーをつい口ずさんでしまった方は、永遠の5歳かな。
そして、答えは「蔘」。
好きになった理由は、訓読みのひとつが「9文字」もあることです。
蔘
音 シン・サン
訓 にんじん・ちょうせんにんじん
韓国旅行の際に、空港などで必ず目にする正官庄「紅蔘」の「蔘」。
意味は、読みと同じ「にんじん」「ちょうせんにんじん」です。
ということは、ニンジン(人参)の「参」の旧字体かなと思いますよね。
しかし、調べてみると「参」の旧字は「參」です。ちょっとした間違い探しみたいですが、「參」には「くさかんむり」がありません。部首も「ム」なんです。常用漢字による置き換えに慣れていると、ときどき元の漢字に驚かされますね。
せっかくなので、韓国語で高麗人参を意味する単語「인삼」の漢字も調べてみました。
辞書には「인삼(人蔘)」と「くさかんむり」がついた漢字が掲載されています。興味深かったのは、ショッピングページです。商品名に「인삼」「人蔘」とついていても、高麗人参の効能を説明する欄では「삼(는,이)」が単独で使われていました。
日本語では、「参にはサポニンも多く」や「参が美容効果、活力向上に」という使い方を見たことがありません。「参」に「ニンジン」の意味がないことが、韓国語を通して理解できました。
さて、皆さまが好きな漢字は何ですか。
名前にある漢字だったり、漢字の持つ意味だったり、好きな理由はいろいろあると思います。
何か思い浮かびましたか。
ちなみに日本語は、音読みと訓読みがありますよね。
音読みは、大陸から持ち込まれた時代によって呉音・漢音・唐音などがあり、1つではなかったりするのですが、韓国の漢字の読み(音)は原則的に1つ。
そのため、韓国語単語の中で漢字を元にして作られた「漢字語」は覚えやすいといえます。発音や実際の使われ方が日本語単語と似ているのも学習者にはメリットです。
このメリットをいかして、韓国語から好きな漢字を見つけてみるのはいかがでしょうか。
“意味ある漢字”は辞書で探すのもいいですし、韓国旅行をすると案外、多くの漢字に出会えます。街中の看板で「高麗人蔘」とか、スーパーに並ぶヨーグルトに「胃」とか…
意味だけでなく、ハングルの音から見つけるのも楽しいです。良き出会いが、皆さまにありますように!
*「ニンジン」ってひとつじゃない?!
カレーの材料となるニンジンの韓国語は、당근。
ニンジンには、당근と인삼の2つの訳があって、使い分けもしないといけないことを知ったときの衝撃ったら…
英語のcarrotとginsengの使い分けには違和感がないのに、韓国語だと驚いてしまうんですよね。
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