学院ブログ

『盛好堂書店』

■2024/08/10 『盛好堂書店』
久しぶりにあるお店の前を通ったら、シャッターが下ろされていて、そのシャッターの真ん中に紙が一枚張られていた。
 
『盛好堂書店は2024年7月28日をもちまして閉店させて頂きます』
 
「ソウル韓国語学院」創立は2008年4月。
その当時も「盛好堂」はあったので、その歴史は学院より長いことになる。
 
「盛好堂」の近くにある韓国式中華のお店に週2~3回は通っていたので「盛好堂」の前を通るときはよく店内にお客さんがいるかどうか覗いたりしたのだ。その当時は、『韓流ブーム』で大久保通り沿いのお店が一軒ずつ韓国の食堂と化粧品などのお店に変わっていく時代だったので、同業者(?)の気持ちとしてこの本屋だけはその波に呑まれたくなかったからだ。そのときから1年、5年、10年、15年も「頑張っている」存在を確認しながらもう心配無用と安心していたのに、「びっくりそのものだ」。私が一緒に経験してきた17年間の様々な困難を乗り越えてきたのに「なんで?なんで今?」と聞きたいのだ
 
一度も店内に入ったことはなく、覗き経歴17年だけど、なんだか寂しい。
 
『盛好堂書店』


寂しい。目の前から消えて歴史になると思うとすごく寂しい。
2002年日韓ワールドカップをきっかけに、2003年NHKで放送したドラマ『冬のソナタ』、そして、その後、K-popで新大久保は盛り上がり、「盛好堂」の前はいつも大賑わい。韓流ブームの到来だ。しかし2012年、当時の韓国の大統領による竹島上陸をきっかけに、「盛好堂」の前をヘイトスピーチ部隊が行進。韓流ブームに逆風が吹いた。このような大久保通りの波瀾万丈な歴史を目撃してきた歴史の証人がこの世から消えるのである。
 
『盛好堂書店』に関する記事をいろいろ探したところ、2015年付の朝日新聞の記事に『大久保通りで約90年続く書店「盛好堂」の社長、道岡勝人さん(72)』と書いてあるのを見つけた。「盛好堂」は1925年頃始まったようだ。1925年と言えばなんと大正時代!
「私と一緒にあともう少し頑張ってくれればよかったのに」と思っていたが、訂正しよう。
「大変お疲れ様でした。」




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
入門講座、TOPIK対策、初級・中級会話の無料体験授業実施中!
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
ソウル韓国語学院
https://seoulkorean.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
住所:東京都新宿区百人町2-20-1
TEL:03-5348-1310
----------------------------------------
Facebook:http://goo.gl/CH1vuF
Twitter:http://goo.gl/lSo4pN
mixi:http://goo.gl/1LdeLa
アメブロ:http://goo.gl/nqMqrx
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
Scroll Up